花合わせのルール

花合わせの詳細ルール。15種のでき役、特殊ルール(フケ・雨しま流し)を解説します。

概要

花合わせとは

花合わせは花札の伝統的な遊び方の一つで、基本3人で遊びます(「出・下り」を採用すれば3〜7人まで参加可能)。こいこいと異なり「こいこい」の宣言はなく、手札を使い切った後にでき役と取り札の点数で精算を行います。下り賃・追い込み賃はありません。

準備

人数3人(3〜7人まで参加可能)
手札各7枚(2人の場合は各8枚)
場札6枚(2人の場合は8枚)
使用する札48枚すべて

札の点数

光札20点 × 5枚 = 100点
タネ札10点 × 9枚 = 90点
短冊札5点 × 10枚 = 50点
カス札1点 × 24枚 = 24点

ゲームの流れ

1

手札から1枚出す

手札と場札を見比べ、同月札があれば合わせて取ります。合う札が無ければ手札を1枚場に捨てます。

2

山札から1枚めくる

山札の一番上を1枚めくり、場札に同月札があれば同様に合わせて取ります。無ければ場に捨てます。

3

手札がなくなるまで繰り返す

親から反時計回りに進行し、全プレイヤーの手札がなくなるまで繰り返します。こいこいの宣言はありません。

4

精算

でき役の精算 → 取り札の精算 の順に得点を計算します。

札合わせのルール

合う札があるのにわざと合わない札を捨てることは可能ですが、合う札を出したのに取らずにおくことはできません。山札も、めくった札に合う札があれば必ず取らなければなりません。取った札は自分の手許に皆に見えるように並べます。


でき役(15種)

光系

五光

光札5枚すべて

100点

四光

「柳に小野道風」以外の光札4枚

60点

雨四光

「柳に小野道風」を含む光札4枚

50点

表菅原(三光)

「松に鶴」「梅に鶬」「桜に幕」の3枚

30点

松桐坊主

「松に鶴」「芒に月」「桐に鳳凰」の3枚

20点

短冊系

七短(ななたん)

「柳の短冊」以外の短冊札のうち7枚

40点

青短

牡丹・菊・紅葉の青短冊3枚

40点

赤短(うらす)

松・梅・桜の赤短冊3枚

40点

六短(ろくたん)

「柳の短冊」以外の短冊札のうち6枚

30点

くさ

藤・菖蒲・萩の短冊3枚

20点

六短の重複ルール

六短は「青短」「赤短」「くさ」とは重複できますが、七短とは重複しません

その他

猪鹿蝶

「牡丹に蝶」「萩に猪」「紅葉に鹿」の3枚

20点

花見で一杯

「桜に幕」「菊に盃」の2枚

20点

月見で一杯

「芒に月」「菊に盃」の2枚

20点

藤しま

藤の札4枚すべて

10点

桐しま

桐の札4枚すべて

10点

特殊役・特殊ルール

親仲八丁ビキ十丁

札を全て合わせ終えた際、取り札が親・胴二なら8枚以下、ビキなら10枚以下

30点

親仲八丁ビキ十丁

「仲」とは胴二のことです。複数のプレイヤーが同時に成立することもあります。

フケ

札を全て合わせ終えた際、あるプレイヤーの取り札の合計点が20点以下の場合、その月は無勝負となります。手役を採用していてその月に成立していたとしても、役代を返還します。なお、無勝負でも1回と数えます。

雨しま流し

雨しま(柳の札4枚すべて)が成立した際、普通に役代を付ける代わりにその月のでき役を全て無効にするルールです。札の点数のみで精算します。


得点計算

花合わせの精算では、3人のプラスとマイナスを合計すると必ず0になります。

1

でき役・特殊役の精算

でき役・特殊役を達成したプレイヤーは、他の2人それぞれからその役の点数を受け取ります。例えば五光(100点)の場合、他の2人からそれぞれ100点ずつ(計200点)獲得します。

2

取り札の精算

各プレイヤーの取り札点数(光×20 + タネ×10 + 短冊×5 + カス×1)を計算し、基準点(264 ÷ 3人 = 88点)との差分が得点になります。88点を超えた分がプラス、下回った分がマイナスです。マイナスの者がその分の点を出し、プラスの者がその分だけ受け取ります。

精算の例(3人プレイ)

取り札の点数がA=100点、B=90点、C=74点の場合:
A: 100 − 88 = +12点
B: 90 − 88 = +2点
C: 74 − 88 = −14点
合計: 12 + 2 + (−14) = 0点

遊戯の終了

以上を一月(1回戦)とし、その勝者を新たな親として同様に遊戯を行います。事前に決めた回数(一般的には一年 = 12回戦)を行って、最終的な得失点により勝敗を決します。


こいこいとの違い

こいこい
花合わせ
人数
2〜5人
3〜7人
こいこい宣言
あり
なし
終了条件
勝負宣言 or 流局
手札を使い切る
精算方式
勝者の役点数
基準点との差分精算
でき役の数
12種
15種
特殊役
なし
親仲八丁ビキ十丁
特殊ルール
なし
フケ・雨しま流し