こいこいのルール

こいこいの詳細ルール。ゲームの流れ、こいこい宣言、役一覧、得点計算を解説します。

概要

こいこいとは

こいこいは花札の代表的な遊び方で、基本2人で対戦するゲームです(「出・下り」を採用すれば2〜5人まで参加可能)。 役を完成させた時に「こいこい」を宣言してゲームを続けるか、「勝負」を宣言して得点を確定させるかの駆け引きが醍醐味です。

準備

人数2人(2〜5人まで参加可能)
手札各8枚
場札8枚
使用する札48枚すべて

ゲームの流れ

1

手札から1枚出す

手札から1枚を場に出します。場の札と同じ月の札があれば、その2枚を取って自分の取り札にします。合う札がなければ、出した札はそのまま場に残ります。

2

山札から1枚めくる

山札の一番上の札をめくります。場に同じ月の札があれば、その2枚を取ります。合う札がなければ、めくった札は場に残ります。

3

役の判定

山札と場札を合わせたに、取り札でが完成しているか確認します。役が完成した場合は「こいこい」か「勝負」を選択します。完成していなければ次のプレイヤーの番です。

4

こいこい or 勝負

こいこい:ゲームを続けて、さらに高い役を狙う。ただし相手が先に役を完成させると自分の役は吹き消されるリスクがあります。
勝負:その時点の役で得点を確定し、その回を終了します。

手役と配り直し

手役は採用しませんが、「手四(同月の札が4枚)」や「喰付(同月の札が2枚ずつ3組)」は申し出により配り直しとなります。

3人以上の場合の「出る・下りる」

3人以上の場合、手札の内容を検討して参加するかを決定します。下り賃・追い込み賃はありません。


「こい」と「勝負」

こいこいの仕組み

この遊戯では札の点数は使用しません。互いに取り札ででき役を作って勝負します。

役が出来た者には、その時点で遊戯を打ち切るか続けるかの選択権が生じます。

  • 勝負を宣言した場合

出来役が確定し、その時点の役代を相手から受け取ります。安全にその回を終えられますが、それ以上役代は増えません。

  • こいこいを宣言した場合

出来役も勝負も確定せず、遊戯が続行されます。まだ役代が増える可能性が残ります。

こいこい宣言後は以下の3つの状況があります:

  1. 自分に追加の役が出来る — 再び選択権が生じます。手許の役は全て有効で、「勝負」を宣言すれば合計の役代を受け取れます
  2. 相手に役が出来る — 相手が「勝負」を宣言すれば、それ以前の自分の役は全て吹き消されます
  3. どちらにも役が出来ないまま手札を出し切る — 無勝負(引き分け)で、役代のやり取りはありません

追加の役について

新たな役の成立だけでなく、「1枚増える毎に1文増し」とされる役(タネ・短冊・カス)で1枚以上札が増えた場合も、追加の役として扱われます。

こいこい倍率

得点計算

こいこいを宣言するたびに、最終得点が倍増します。

最終得点 = 役の合計点 × 2^(こいこい回数)

  • こいこい0回(即勝負):そのままの点数
  • こいこい1回:×2
  • こいこい2回:×4
  • こいこい3回:×8

でき役

光系

五光(ごこう)

光札5枚すべて

15文

四光(しこう)

「柳に小野道風」以外の光札4枚

10文

雨四光(あめしこう)

「柳に小野道風」を含む光札4枚

8文

三光(さんこう)

「柳に小野道風」以外の光札3枚

6文

短冊系

赤短(あかたん)

松・梅・桜の赤短冊3枚

6文

青短(あおたん)

牡丹・菊・紅葉の青短冊3枚

6文

タネ系

猪鹿蝶(いのしかちょう)

「牡丹に蝶」「萩に猪」「紅葉に鹿」

5文

花見で一杯(花見酒)

「桜に幕」「菊に盃」

5文

月見で一杯(月見酒)

「芒に月」「菊に盃」

5文

枚数系

タネ

タネ札5枚以上

1文〜

タン

短冊札5枚以上

1文〜

カス

カス札10枚以上

1文〜

枚数系の追加点

タネ・タンは5枚で1文、6枚で2文…と1枚増えるごとに+1文。カスは10枚で1文、11枚で2文…と同様に加算されます。

菊に盃 — 化け札

「菊に盃」は本来タネ札ですが、カス札としても使用可能(カス札に化ける札)です。さらに、その両方に同時に重複して使用できます。

化け札を採用した場合、「菊に盃」はひとつの手の中で最高4つの役(月見酒・花見酒・タネ・カス)に関わる可能性があります。


勝敗の決定

  • 「勝負」を宣言したプレイヤーが、その時点の合計得点を獲得します
  • 最初から手札を出し切るまでに双方に一度も役が出来なかった場合は、無勝負(引き分け)です
  • 以上を一月(1回戦)とし、勝者を新たな親として同様に遊戯を行います。事前に決めた回数(一般的には一年 = 12回戦)を行って、最終的な得失点により勝敗を決します